乳がんの治療薬 中医学・漢方薬ヘルスファーマシィタカキ大林店 薬剤師 宇野陽子

こんにちは!中医学・漢方薬のヘルスファーマシィタカキ大林店

薬剤師 宇野陽子です

乳がんについて書いています。

■エベロリスム

エベロリスムに、

PI3K/Akt/mTORシグナル伝達経路の活性を抑制することが確認されて以来、

抗腫瘍薬として使われています。

エベロリムスの適応は、

手術不能または再発乳がん

根治切除不能または転移性の腎細胞がん

膵神経内分泌腫瘍

結節性硬化症に伴う腎血管筋脂肪腫

上表下巨細胞性星細胞腫

mTORはPI3Kシグナル伝達経路下にあるセリン・スレオニンキナーゼであり、

Raptorは、mTORC2と結合します。

mTORC2は、アクチンなどの細胞骨格を制御するのみならず、

Aktのリン酸化に抑制的に働きます。

HER2やEGFR、IGF-IRなどのチロシンキナーゼ受容体が活性化されると、

PI3K、Aktと順次活性化され、mTORC1が、リン酸化されます。

mTORC1には、2つの重要な基質があります。

S6キナーゼと4E-BPIです。

S6KIが活性化されることにより、

40SリボゾームにあるS6キナーゼがリン酸化され、

mRNAからタンパク合成への転写が開始されます。

さらに、S6KIはIGF-1Rのシグナル伝達経路に抑制的に働きます。

読んでくださってありがとう!

薬剤師 宇野陽子でした!

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