【注目】常在菌は、それぞれにふさわしい場所で、 様々な種類の細菌がお互い共存できる様に調整しながら生きています。4分でわかる漢方薬膳ラジオ。愛知県豊田市の漢方薬局

こんにちは、漢方薬膳で自然治癒力を高める ヘルスファーマシィタカキ大林店 漢方
カウンセラー 宇野陽子です。

この漢方薬膳ラジオでは、身体も心もキレイになる、意外と知らない健康の
ポイントを、楽しく伝えていきます。
 
私たちのカラダには、「常在菌」と呼ばれる微生物がたくさん住んでいます。

最近は常在菌が作るさまざまなものが私たちの健康に
重要な役割を果たすことが明らかになっています.

そんな常在菌と人とは もちつ・もたれつの関係です。 

常在菌にとって、人の腸の中は、豊富な栄養分や水分、
温度など生きていくためには良い環境なので、都合の良い棲み家となります。 

一方、人の側からすると、常在菌は、食べ物の消化や吸収を助けてくれ、
免疫力を強化してくれる頼もしいパートナーです。

大腸では、酪酸菌が、
ビフィズス菌の作り出す酢酸をエサにして、短鎖脂肪酸を作ります。
また、大腸の働きをよくして、免疫細胞 Tレグ細胞を活性化させます。

また、短鎖脂肪酸は、腸内を弱酸性にすることで、悪玉菌の増殖を防ぎます。

さらに腸管から吸収されて脂肪細胞に送られることで、脂肪が過剰に蓄積するのを防い
だり、
脂肪を燃焼させる効果があります。

また、短鎖脂肪酸は大腸でエネルギー源になったり、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促し
たり、
腸粘膜からの病原体の侵入を防ぐ腸粘膜のバリア機能を高めます。

酪酸と呼ばれる短鎖脂肪酸によってTレグ細胞が増えると、
炎症がおきにくい身体に体質改善することができます。

短鎖脂肪酸の大部分は大腸粘膜組織から吸収され、
大腸粘膜の修復や大腸粘液の分泌、
水やナトリウム・カルシウム・マグネシウムの吸収のためのエネルギー源として利用さ
れます。

常在菌は、それぞれにふさわしい場所で、
様々な種類の細菌がお互い共存できる様に調整しながら生きているのです。 

いかがでしたか?
ほんの数分ではありますが、大切なご自分の体の声に目を向ける
きっかけとなれたなら、これほど嬉しいことはありません。
漢方薬膳ラジオを通して、皆さまに、ささやかなエールが届きますように。
今日は最後まで聞いてくださってありがとうございました。

愛知県豊田市の漢方相談薬局 ヘルスファーマシィタカキ大林店 薬剤師 宇野
陽子でした
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