自己免疫疾患・がん 瘀熱の治療9 愛知県豊田市 漢方中医学のヘルスファーマシィタカキ大林店

こんにちは!中医学・漢方薬のヘルスファーマシィタカキ大林店

薬剤師 宇野陽子です。

慢性病が長く続いている方、多いと思います。

内傷の瘀熱は期間が長いことが多く、

病状が複雑で、再発しやすく、急変したり、

臓器機能を失うこともあります。

もともと、内傷の瘀熱は、

1.絡に瘀が発生して血が滞る

2.痰が鬱して熱と化す

3.火熱が内生する   などより起こります。

その上、

内傷の瘀熱は、湿・熱・痰・濁を兼ねる場合が多く、

臓腑の機能障害を招いて、器質、機能ともに損傷します。

1.瘀熱+痰を兼ね、肺に潜伏して絡が損傷すると・・・・喀血・気管支拡張症

2.熱+湿が結びつき、火と化し、胃絡を焼いて傷つけ、

さらに血を滞らせると瘀となる。

瘀熱が絡を阻むと、血を妄行させ

血が上部で溢れれば・・・吐血

下部で溢れると・・・・血便・消化管出血

3.瘀熱が営血に入ると、熱が極まって 風を生む

瘀熱が営血に入ると、血や陰を消耗する。

熱が盛んになれば、陰が傷つき、

肝風内動を招いて、ひきつけ・ふるえが現れます。

4.瘀熱が互いに絡み合うと、血が気に従って逆流し、脳中に血が溜まり、

神明を煩わせて、脳卒中などを引き起こします。

5.瘀熱が互いに結びつくと、熱が滞り、血瘀が発生して、

心脈を阻んで、気血の運行がスムーズでなくなり、胸が突然痛んだり、

ひどくなると痛みが背中に及んだり、狭心症になることもあります。

6.瘀熱が経絡を阻むと脂質異常症・肥満・メタボリックシンドロームとなります。

また痛風や糖尿病足病変を発症します。

7.消渇の期間が長引くと、肺・胃・腎の陰虚となって、

燥熱が発生し、津を消耗し、瘀が発生し、瘀熱により、脳卒中を

招くといわれています。

8.また、熱毒が血分に蓄積し、瘀熱が経絡を阻んで、陰血を消耗すると、

多臓器が損傷して、陽毒発斑(全身性エリトマトーデス)を招きます。

9.もともと、陽が盛んな体質で、血分に熱がある場合、

瘀が発生し、瘀熱が盛んになると、血が経を循環しなくなり、

皮下や筋肉に溢れて血小板減少性紫斑病になります。

読んでくださってありがとう!

薬剤師 宇野陽子でした!

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